第48回全国大会のご案内(2012年9月1日-2日)

Annual Meeting 2012

第48回全国大会は、2012年9月1日(土)、9月2日(日)に北海道大学を会場として開催されます。


大会テ-マ「3.11後の環境と経済社会」

 昨年3月11日に起きた東日本大震災とその後の原発事故は、日本社会に大きな衝撃を与えています。この苦境を乗り越えるために、私たちは英知ある社会認識と、社会政策への含意を示さなければなりません。論点は多岐にわたりますが、多岐にわたるからこそ、いま、社会構造の根本的な認識が問われています。
 同時に、私たちは、社会変動の新たなダイナミズムに巻き込まれています。その中で経済社会の新たなビジョンを描いていかねばなりません。本全国大会では、皆様との討議を通じて、理論と現状把握、そして政策という多角的な面から、認識と理解を深めていくことができれば幸いです。本大会が、日本社会の将来を考える場になることを願っています。(本テーマにおける「環境」とは、まずもって「自然環境」を指しますが、「社会環境」を含めて、広く解釈していただいて結構です。)

一般公開フォーラム「3.11後の環境と経済社会問題を考える」

予定登壇者(三名)


 大会プログラム

    経済社会学会第48回全国大会プログラム


大会報告要旨


大会初日(9月1日)

  • 第一会場
    • 馬嘉繁 (マ カハン)「中国国有銀行の労働市場に関する事例分析―内部労働市場論の視点から―」
    • 舛田佳弘「格差と成長:中国経済の方向転換―重慶市の試みから」
    • 徐金玲 (ジョ キンレイ)「中国東北地方における韓国企業の労働市場-遼寧省瀋陽市の事例分析」
    • 外村江里奈「現代社会における技術と人間のあり方―脳死・臓器移植医療および尊厳死を事例として」
    • 越智祐子「災害時の子育て支援の現状と課題―東日本大震災から考える」
  • 第二会場
    • 陳蕭蕭 (チン ショウショウ)「現代日本における消費・娯楽の空間と社会階層に関する研究―「多様化する消費生活に関する調査」を通じて」
    • 三田知実「大都市住民の友人数が消費態度におよぼす効果―「多様化する消費生活に関する調査」を通して」
    • 廣瀬毅士「社会階層と消費――消費意識の階層格差」
    • 生垣琴絵「森本厚吉の消費経済学」
    • 鄭舜玉(チョン スンオク) 「マーケティング・コンシエルジュ・システム」
  • 第三会場
    • 阿部孝太郎「起業家に対する京都の吸引力・必然力・育成力
    • 今池康人「ハイエクと暗黙知の関連性」
    • 近藤真司「マーシャルとボウレイの統計学方法論」
    • 高橋一正「社会変動ダイナミズムの物的基礎について─シュンペーターの社会認識を中心として」
    • 吉田昌幸「企業家社会像に関する考察」
  • 大会二日目(9月2日)
  • 第一会場
    • 宮﨑義久「地域通貨を活用した経済社会政策の可能性」
    • 中里裕美「都市型生活協同組合員のネットワークとソーシャルキャピタル」
    • 稲葉陽二「社会関係資本(Social Capital)批判に関する一考察」
  • 【会長講演】佐々木實雄「経済社会学とパレート」
  • 【共通論題】「3.11後の環境と経済社会」
  • 第二会場
    • 渕元哲「英国市民社会の変質と英国経済の衰退 方法論的関係主義の視点から見た「不確実性」の拡大」
    • 清水利尚「リスク社会におけるコミュニティ―日本型福祉国家の限界とコミュニティの再生」
    • 豊山宗洋「大阪方式による断酒会活動の社会運動的分析」
  • 第三会場
    • 池見真由「アフリカ農村における住民参加型開発の評価のあり方‐セネガルでの事例分析-」
    • 澤田景子/伊東眞理子「介護老人保健施設におけるスピリチュアルケア活用に関する検討」
    • 朴容寛 (Moses Yonggwan Park)「Seven Pillars of New Leadership for Enabling Emergent Innovation」

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