【日本製薬工業協会┃研究者支援・助成に係る公募のご紹介(日本総研)】

経済社会学会

ご担当者様

突然のメールで失礼いたします。株式会社日本総合研究所の研究者支援・助成に係る公募事務局でございます。

掲題の件につきまして、ご紹介のためにメールをお送りさせていただきます。

私共、日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門は、

日本製薬工業協会 研究者支援・助成事業の事務局をしております。

日本製薬工業協会は、研究開発志向型の製薬企業70社が加盟する任意団体で、

昨年度より研究者支援・助成事業を実施し、今年度は2度目の助成事業となります。

本助成事業では、医薬品の分野にとらわれず、学際的・分野横断的な研究の促進や若手研究者への支援を通じて、

今後の日本における医療・健康及び医薬品産業を取り巻く課題解決につながる研究の発展やエビデンスの蓄積に寄与することを目的として、

研究者支援のための助成を実施いたします。

ぜひ、研究者のみなさまに本助成事業をご紹介いただき、お申し込みを賜れますと幸いでございます。

本公募事業の詳細は下記URLよりご査収下さいませ。

▼2024年 研究者支援・助成に係る公募

2024年 研究者支援・助成に係る公募 | 産業政策委員会 | 日本製薬工業協会

2024年度研究者支援・助成に係る公募要項 | 研究者支援・助成に係る公募 | 日本製薬工業協会 (jpma.or.jp)<https://www.jpma.or.jp/information/industrial_policy/researchsupport/description.html>

〔募集課題〕

本公募においては、3つのテーマを設定した「指定課題研究」と、

特に若手研究者に向け、医療・健康や社会保障制度、医薬品産業の振興・発展に寄与する経済学、法学、レギュラトリーサイエンス、

医療経済評価、政治学等の社会科学系研究テーマを幅広く募集する「自由課題研究」の2項目について募集を行います。

調査や分析、実証研究、ケーススタディ等を基に一般化した議論をするような研究を想定しております。

既成の概念にとらわれない、新しい発想に基づくテーマについても歓迎いたします。

(1)指定課題研究

テーマ1:健康寿命の測定、健康寿命に影響を与える要因の分析

健康寿命に影響を与える因子は、医薬品のみならず、多様に存在します。

例えば医療技術、手技、医療へのアクセスなどの医療に係る部分から、健康増進施策にかかる個々人の生活習慣や健康行動、

健康の社会的決定要因に挙げられるような社会的・環境要因など、生命科学に留まらない幅広い

「健康寿命に影響を与える/改善する要因」を分析する研究を募集します。

また、「健康」の定義の社会的認識が多面化し「Well-being(ウェルビーイング)」の概念も浸透しつつある中、

健康寿命の測定のありかた、どのように健康寿命そのものを定義するのかに関する研究についても本テーマの範囲内として募集します。

テーマ2:健康がもたらす経済へのインパクト

健康に長生きすることは多くの人々の願いである中、高齢化の進む日本において、健康になることの様々な効果について

多面的な研究を蓄積することの重要性は増しています。

そうした中、人々が健康になることの効果は、個々人の就労や社会参画、消費活動等、個別の経済主体への影響、

経済活動の集計量の変化など、多様な経済学的観点、社会学的観点から分析することも可能です。例えば健康と生産の関係性については、

昨今の健康経営等に代表されるような、健康状況と労働生産性や就業率、賃金との関係性についての研究も蓄積が進んでいる状況です。 

このように、個別の医療技術や介入に留まらない、健康がもたらす「経済」へのインパクトに係る研究を募集します。

テーマ3:国内医薬品産業の競争力・創薬力強化

日本はアメリカ、スイス、イギリス、ドイツ等と並ぶ世界でも有数の新薬創出国であり、

「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画 2024年改訂版」においても、医薬品産業は我が国の“基幹産業” に位置付けられています。

一方、医薬産業政策研究所の報告によると、2022 年の世界売上高上位100 品目において、

日本企業が創出した品目数は2008年の13品目から7品目に減少し、順位も2位から6位に低下している状況です。

また、抗体医薬品等のバイオ医薬品が世界売上高上位 100 品目中 45品目を占める中、

日本企業が創出した品目数は 2 品目しかなく、新規モダリティによる新薬創出において欧米にキャッチアップできていない状況が顕在化しています。

また、複雑化・高度化した新規モダリティの開発においては、1社で完結することは難しく、

製薬企業とアカデミア、バイオベンチャー等が協業し、ドメスティックなプレーヤーに閉じないエコシステムの構築や、

アカデミアやベンチャー等をはじめとしたシーズを社会実装に繋げるための取り組みが求められます。

こうした状況下、国内医薬品産業の競争力・創薬力の強化は喫緊の課題であることから、当領域に係る研究を募集します。

(2)自由課題研究

テーマ例:

•• 医療・健康及び医薬品に関する経済学的調査・研究

•• 医薬品産業を含む健康・医療関連産業に関する調査・研究

•• 医療・健康に係る制度・政策に関する調査・研究

•• 医療・健康とその関連諸領域の学際・分野横断的調査・研究   等

〔対象者〕

医療経済、医療制度、医療政策、社会保障政策、医療関連産業政策、その他広く医療・健康に関して、

優れた萌芽的研究あるいは独創的研究を目指す個人またはグループといたします。

なお、指定課題研究の主たる研究者については、国内研究機関に勤務している研究者を対象とし、

自由課題研究の主たる研究者については国内研究機関に所属している院生・博士課程を含む若手研究者を対象といたします。

〔締切日〕2024年11月11日(必着)

〔問い合わせ先〕

日本製薬工業協会 研究者支援・助成に係る公募 事務局 UN_6606.group@jri.co.jp<mailto:UN_6606.group@jri.co.jp>

ご不明点などございましたら、お気兼ねなく

上記メールアドレスか、***-****-****(日本総研 山本宛)までご連絡くださいませ。

大変ご多用な中誠に恐れ入りますが、上記ご検討いただけますと幸いです。

引き続き何卒よろしくお願い致します。

日本製薬工業協会 研究者支援・助成に係る公募事務局